Communicator

創造的なCommunicationを。

Wantedlyで高校生募集始めてみました。

急に思い立って、Wantedlyで高校生募集の掲載を開始しました。

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[先着5名]スタートアップに興味のある情報感度高い高校生WANTED!! - 株式会社フリークアウトの求人 - Wantedly


といっても、採用目的ではなく、カジュアルに会って情報交換しましょう程度の募集です。思い立った背景と意図を徒然なつままに。



- 生き急いでるやつ増えて来たなーという実感値。

『大学中退してスタートアップってこれからのトレンドになると思うんすよね!俺達はそのパイオニアになるんすよね!』


今年の採用活動を通じての大きな気づきとしては、生き急いでいる若手はたくさんいるなーということ。慶応中退してスタートアップにジョインする学生や、ゴールドマンサックスの内定を辞退するだけでなく東大まで中退して来月からフリークアウトにジョインする学生がいたり。

鼻息を荒げて生き急ぐジョブ生との出会いを通じて、世の中には自分が生きていた世界よりさらに生き急ぐやつが増えて来てるなって感覚を持ちました。もちろん、その価値観を全員に強要するつもりは毛頭なく、自分のスタンスでやりたいようにやったらいいよ、という僕の立場なのですが、少なくとも生き急いでいるやつに、『生き急ぐな!就活は4年生の8月からだよ!』って大人の事情で抑制するより、『どうせなら最年少目指せ!』と煽ってあげるお節介な先輩でいたいなーっと思っています。


- 得体の知れない若い人と出会えるかもしれない!という可能性。

その実感値がここ数ヶ月で形成されてきたという前提があったうえで、今日さらに2つの気づきがあり、本募集をトライアルしてみることにしました。

 

1. ad;tech FreakOutブースにて、弊社社員が中学生アイドル3人と対談するというコンテンツでの気づき。

 


→今時の中学生って得体の知れない存在だと思っていたが、改めて自分は井の中の蛙であることを思い知った。

 

2. たまたまタイムライン上に流れて来た「高校生のフェイスブック利用率」を見ての気づき。


LINE86%、ツイッター67%…高校生のソーシャルメディア利用実態(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース


→20%以上の高校生がFacebookを利用しているそうな。リアルソーシャルグラフ特性上、都市部だけに切り取ると70%以上あるのではなかろうか。身近なところに高校生がいないため、高校生のFacebookの利用率がこれほど高いのかという驚き。

 

得体の知れない別次元の感性、感覚を持った人間と、Wantedlyというリアルグラフに頼らないFacebook上でのつながりを築けるプラットフォームを利用して話をする機会を創りたい。そう思いトライアルで募集してみました。


- で、高校生に何聞きたいの?

先日、知人からデジタル広告の未来を変えうる面白い話を聞きました。
アメリカの高校生は、『好きな有名人は誰ですか?』と聞くと、映画の俳優でもスポーツ選手でもなく、Youtuberの名前を挙げると聞きました。どの程度の割合かは定かではありませんが、少なからずそういったクラスタは存在はしているという事実はあります。

 

インターネットが単なる情報収集メディアだけでなく、エンタメメディアとして変貌を遂げることが出来れば、広告のあり方も大きく変化するはずだし、その兆しをいち早くキャッチするためにも、高校生と出会って彼らのいろんな感性を知ってみたいなと思いました。

 

デジタルネイティブ世代の大群が押し寄せてくるのは5年後くらいなのかもしれませんが、たった数年前には『Facebookは実名だから日本では流行らない』と言われていた時代もあるくらいなので、どんなカルチャー革命が起こってもおかしくありません。し、そんな未来に仕上げていくためには、今何を仕込むと5年後笑ってられるかってのを考えながら仕事をしていると楽しくなります。

 

[先着5名]スタートアップに興味のある情報感度高い高校生WANTED!!
https://www.wantedly.com/projects/10634

第一回ストリートダンス早慶戦に協賛しました。

久しぶりの更新。

ちょっと背景説明したかったので久しぶりに書きました。

 

9月19日(金)に上野公園野外ステージにて開催される、『第一回ストリートダンス早慶戦』にCAMPFIRE経由で協賛し、ラスト1日で無事プロジェクトがSUCCESSとなりました。

 

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史上初!「ストリートダンス早慶戦」を9月19日(金)上野公園野外ステージで実施!


フリークアウトがダンスイベントに協賛した背景としては、

 

1. "史上初" の試みに賛同した。
2. フリークアウトのカルチャーを伝えたかった。

 

の2つありました。
それぞれ簡単に説明をば。


1. "史上初" の試みに賛同した。

1番大きな協賛理由としては、取組み姿勢への賛同です。これは協賛の大前提。

ダンスの早慶戦っておそらくこれまでも、『あったらいいよね。』って話はどこかで絶対にあったはず。だけど、いろんな理由をつけて『やっぱ無理じゃね?』と、これまで誰もやってこなかったこと。それやり遂げようとする姿勢に、ベンチャー魂に通じるものを感じました。

みんな肯定してくれるし、それ出来そう!みたいなものって大体は既に誰かがやったことがあるもの(もしくはやろうとすれば出来るもの)で実現することの価値ってそんなに高くないけど、『それいいね、でも無理じゃね?』って思う人が多いものほどやり遂げた価値は高く、今回は激励の意もこめて協賛させて頂きました。

 

フリークアウトが、2011年にRTB(リアル・タイム・ビディング)という仕組みを日本で初めて事業化した時も同様で、RTBって、買付け側だけ開発すれば出来るものではなく、媒体側でもRTB買付けの仕組みを実装しなければならない仕組み。業界全体を巻き込んで買付け側、媒体側が双方同時に始めないと成り立たず、そもそものエコシステムを確立させるだけでも難易度が高いうえに、「枠」から「人」へ、というマーケターの考え方をパラダイムシフトさせる仕組みであったため、ビジネスの成功に懐疑的な声も多かったそうな。

それをフリークアウトの創業メンバーが信念をもって世に問い続けた結果、RTB市場は国内で年間400億円を突破し、数年で1000億にも到達すると言われるほどの市場になりました。

 

Facebookは実名だから日本じゃ流行らない』って本気で言われてた時代もあるくらい。今、我々が『無理じゃない?』って思ってるものは、将来実現していてものすごい影響力をもつものになっているかもしれない。

 

このダンスイベントも将来、野球、ラグビーと並ぶ早慶戦のメジャー競技になってくれると嬉しいなと思います。

 

 

2. フリークアウトのカルチャーを伝えたかった。

フリークアウトは、ダンスといったエンタメ領域とはかけはなれた技術の会社で、経営者はエンジニア出身。無駄配信の多かったインターネット広告をより合理的に最適配信するソフトウェア DSP を日本で初めて開発し、事業化した会社です。

では、なぜ全く異なるドメインであるエンタメ領域に協賛したのかと言うと、我々は『人に人らしい仕事を』というコーポレートメッセージを掲げ、合理化できるものはソフトウェアによって合理化していき、人は人にしかできない創造的な仕事(その一つがエンタメ)をして欲しい、といった理念のもと事業を展開しているからです。

芸術を語れるエンジニアチームってカッコいいし、技術を語れるセールスチームってカッコいい。一見相反するようなものをトレードオフと割り切って、二者択一的な捉え方をするのではなく、そのどちらも取りにいきたい、と考えています。

ですので今回、技術会社であるフリークアウトが、エンタメ領域のイベントに協賛することで、改めて我々の思想を伝えていければと思い協賛致しました。


この協賛を機会に、フリークアウトのことを知らない人がいれば是非知って欲しいし、フリークアウトのことを "技術だけの会社" "オフィスが変わってるだけの会社" "派手な会社" と思っている方がいれば、是非、我々のカルチャーを、思想を、正しく理解して欲しいと思います。

 

学生向けにの夏のインターンシップは今週末で終わりますが、秋以降もフリークアウトのカルチャーに触れてもらうような機会を考えております。ご興味ある方は、Facebookページを引き続きチェックして下さい。

 

- 我々のCultureについて、こちらで発信しています。

https://www.facebook.com/freakout.hiring

当日もイベントの成功を祈願して見学にいきます。

Fuckin' 大量採用とかいうやつ。

フリークアウトは大量採用をしません。

 

大量採用する意味もなければ、責任もとれないし、

そもそも大量採用できる自信がありません。

 

"人に人らしい仕事を" というビジョンを掲げて、人ではなく機械がやったほうがいい仕事(=作業)を僕たちのソフトウェアを通じて巻き取って、人には人にしかできない創造的な仕事をして欲しい、と強く願っている会社であり、そんな経営陣です。

 

そんなビジョンを掲げている以上、我々自身が "人らしい仕事" をやり続けそれを証明しなければなりません。

 

フリークアウトの社員に求める "人らしい仕事" とは、"自分らしい仕事"、つまり "自分にしか成し遂げられなかった価値をマーケットに提供する仕事" です。

 

その前提に立った時に、なぜ大量採用ができないのか、厳選採用でしか成し遂げられないものは何なのか。

 

"大量採用がマーケットに提供できる価値" とは、労働集約型モデルにおいて営業人員の数が売上に比例するビジネスモデルにおいての思想であって、我々のように、テックドリブンなカルチャーを前提に立てせた時にマーケットに提供できる価値とは、100人の半端な人を抱えるよりも、1人スーパー出来る人がいる方が新しい市場切り開けるということにつきます。

 

フリークアウトは新しい市場を切り開いていくことでしか存在意義はないし、それだけがマーケットコアバリューです。

 

そしてその新しい市場を切り開いていくのは、フリークアウトという抽象化された概念ではなく、強い意志や信念をもった1人の人です。周囲にどれだけ否定されようが、確固たる信念をもった1人の人が新しい市場を切り開いていくのだと信じています。

 

フリークアウトは大量採用をしません。
それは新しい市場を切り開いてくれる熱狂的な1人を採用するためです。

 

その1人に出会うために、
死ぬほど頑張ってこれからも年中採用活動を続けていきます。

いつもと変わらない1日。

オフィスには深夜になってもお客様のために提案書を一生懸命作っている人がいて、チャットではGoogleアナリティクスがどうとかDMPがどうとか、データオタクみたいな会話が飛び交い、突然社員の誕生日を大勢でお祝いしたり。今日は特別な日にも関わらず、誰1人浮き足立つことなくいつも通りの同僚達を見て、とても頼もしく誇らしく思えたそんな1日でした。

 

CultureDevelopmentにコミットしている自分としては、公の会社になってもノイズに左右されず、フリークアウトらしい反骨精神を忘れない組織、マーケットに対して新しい価値、新しい事例を作り、この業界をフリークアウトさせることだけにシンプルに向き合える組織風土にしていきたいと思います。

 

【仏クリテオ、米ロケットF上場に続き本日フリークアウトが上場承認。DSP世界競争時代に日本も名乗りを挙げる。】

http://blogfund.jugem.jp/?eid=181

 

でも取り上げて頂いているように、フリークアウトの強みは、日本で最初かつ専業最大手DSPである事ではありません。市場創造出来る能力、後追いではなく広告技術への本質的理解力、本来は、未来はこうなるべきだというビジョン、それを物理レイヤからゼロから経営者自らが開発・実装出来る能力。さらには、より複雑化するマーケットニーズに逃げずに向き合う現場力。それらが化学反応して起こるイノベーション。それがフリークアウトの強みだと思います。

 

そんな素晴らしい組織の中で、まだまだ自分は実力不足で、今日もコーポレートサイトをリニューアルしたら、早々にアクセス過多でサイトが落ちたりするくらい、詰めの甘い人間だったりするのですが、その分自分が成長すれば会社ももっと成長できるんだ、と前向きにかつ焦りながら、反省⇔行動を超高速で繰り返していきます。

 

波瀾万丈な毎日で、もちろん辛いこともたくさんあるんですが、

それでも今日も笑って眠れそうです。

16卒採用活動で伝えていきたいこと。

15卒採用もほぼほぼ落ち着きまして(15年3月ギリギリまでやるよ!)、

5月に入り、16卒採用活動が本格的にスタートしました。

 

16卒対象に、SummerJob募集も開始しています。

 

もちろん、選考内容とか、コンテンツとかはまだ何も詰まっていません。

 

走りながら考えるこの切羽詰まった感がたまらなく心地よいのですが、とはいえ、計画もなしに走り出す訳でもなく、どの方向に走るのか、つまり採用活動通じてのコンセプトやブレない骨子みたいなものは、考え抜いた上で走り出しています。

 

昨年の6月に入社して以来、15卒新卒採用活動については、プロセス設計や運用メインで携わってきましたが、今期は自分なりのエッセンスも加えていこうと思います。

 

特に、今期は採用活動を通じて、フリークアウトの思想とかカルチャーをもっと社内外に伝えていきたい、と考えており、それに添ったコンテンツ設計をしていきます。

 

創業して3年半が経ち、組織としても100名を超え、安定期に入ったベンチャー企業という見られ方をしてもおかしくない規模感になってきましたが、目指している世界観はまだまだ大きく、今の2000倍以上(規模感とか売上げではなく、世の中へ与えるインパクトやバリューとして)のことをやってやろうと、それをちゃんと伝えたいと思います。

 

『僕はフリークアウトの反骨精神が好きで、1年前この会社に!』

 

と、納会でとある社員が全社員の前で絶叫してましたが

(本人は泥酔して記憶ないと思いますが)

そんなロックで反骨精神で溢れる人間がたくさんいる会社にしたいなと。

 

そんなフリークアウトの人や思想を理解してもらった上で、

"カッコイイ" と思うか、"ダサい" と思うのか。

最後はその感覚を学生に問おうと思います。

 

今年はどんな学生に出会えるのか、今からとても楽しみにしています。 

 

- REFERENCE

フリークアウトらしさ。 - Communicator

One size does not fit all. - Communicator

「正しいこと」の凶暴性 / 佐藤 裕介 | STORYS.JP

7 年で成し遂げられること。 - Drawer

新卒学生に期待していること。

『新卒学生に何を期待してもらってるんですか?』

 

と聞かれることが多くなってきたので、

伝え語ってもらうためにブログに残しておきます。

 

創業3年で新卒採用初めて2015年卒でまだ4期目。中途社員の比率が多く、しかも採用で出てくる人が金髪だったり赤髪だったり顔面濃かったりお姉言葉だったりと、とにかく優秀で個性的で頭オカしい人ばかりが前面に出て来るので、そもそも新卒に活躍フィールドは残されているのだろうか、と疑問に思うようです。

 

ちゃんと伝えられていなくて申し訳ないと思う一方で、

こちらとしては結論は明確でして、

 

新卒学生にはめちゃくちゃ期待していて、これから入って来る新卒の方が優位になる領域はたくさんあって、未来のフリークアウトの根幹事業をドンドン創って行って欲しい、と思っています。

 

0. フリークアウト=新しい市場を創り続けていく会社

1. 新しい市場を創る仕事における活躍人材の要件定義

2. 新卒に優位性のある領域

3. フリークアウトのこれから

 

の構成で詳しく説明します。

 

 

0. フリークアウト=新しい市場を創り続けていく会社

 

2011年に日本で初めてRTB買付けの出来るDSPをサービスリリースして以降、フリークアウトにしかできないこと、を尖らせ続けながら3年間突っ走ってきた会社です。

 

巨大マーケットで、マンモスプレイヤーが数多くいる市場において、創業間もないフリークアウトが勝ち上がって行くには、自分達にしか出来ないことをやり続ける、ことにしか可能性はありません。

 

他社ができて儲かっていることをやったところで、短期的には業績が上がったとしても、金と人を多く抱えている大企業に、すぐに食われてしまします。

 

フリークアウトは環境の変化に応じて、自分達にしか出来ないこと=新しい市場を創り続けていくことで勝ち上がって行く会社です。

 

これまでも、これからも変わりありません。

 

 

1. 新しい市場を創る仕事における価値ある人材の要件定義

 

新しい市場を創る仕事とは、常に市場環境の変化に対応しながら、世の中の潜在的ニーズがあって、自分達にしか出来ないことを探求し、創造する仕事です。変化の激しい市場において、3ヶ月前の常識が、今月通用しないことなんてザラにあります。

 

そんな変化の激しい環境において価値のある人材とは、既存領域に固執し過ぎることなく、(A)今と未来に詳しくて正しく妄想でき(B)ビジネスをドライブさせられる人、だと考えています。

 

(A)今と未来に詳しくて正しく妄想できる人、とは、

市場の最先端にある変化の兆しを察知して、

合理的判断による正しい仮説をもてる人、であり、

 

ブレイクダウンすると、

①既存ビジネスの常識を理解している。

②最先端を熟知している。

③①②から、市場価値の変容の兆しを感じ取ることができる。

④③の兆しが齎す産業構造の変化について正しい仮説を立てることができる。

 

また(B)ビジネスをドライブさせられる人、とは、

産業構造の変化をビジネスチャンスとして捉え、

自社リソースと照らし合わせて最適なビジネスモデルを構築し、

戦略立案▷実行▷検証を繰り返して成功まで完遂できる人。

 

ブレイクダウンすると、

⑤自社の提供価値を正しく理解している。

⑥市場ニーズと提供価値の重複部分を理解し、理に適った戦略を立案できる。

⑦戦略におけるKPI設定ができ、実行するなかで検証を繰り返すことが出来る。

⑧検証を繰り返し、成功まで完遂出来る。

 

 

つまり、新しい市場を創る仕事において、価値のある人材とは、

 

①既存ビジネスの常識を理解している。

②最先端を熟知している。

③①②から、市場価値の変容の兆しを感じ取ることができる。

④③の兆しが齎す産業構造の変化について正しい仮説を立てることができる。

⑤自社の提供価値を正しく理解している。

⑥市場ニーズと提供価値の重複部分を理解し、理に適った戦略を立案できる。

⑦戦略におけるKPI設定ができ、実行するなかで検証を繰り返すことが出来る。

⑧検証を繰り返し、成功まで完遂出来る。

 

これらの要件を満たした人(又はそれら要件を個別に持ち合わせた人をディレクションできる人)であると考えています。もちろんここにマインドセット定義もされるのですが割愛。

 

 

2. 新卒に優位性のある領域

 

このうち、新卒に絶対的に優位性のある領域は②③です。

 

②最先端の情報については、新卒も中途も等しく知らない状態から始まる一方で、

キャッチアップ、認知▷熟知プロセスに割ける時間は新卒の方が多く、

 

③また最先端による価値の変容の兆しについても、

既存広告市場における常識がまだ "浸透" していない、"理解" レベルの新卒の方が、

構造変化の先にある新しい市場価値にいち早く気づくことができる、と考えているからです。

 

なので、新卒に1番期待したいこととしては、

既存社員の誰よりも早く、最先端にめちゃくちゃ詳しくなって

自ら仮説をもってビジネスプランを構築していって、

事業をどんどん進化させていくこと。

 

もちろん、価値変化を感じるための既存ビジネスの "理解" は必要だけれども、誰かが出来る領域をやれるようになって欲しい、というよりは、既存社員が手の届きづらい領域かつ新卒だからこそ価値が発揮できる領域で勝負して欲しい、と思う訳です。

 

 

3.フリークアウトのこれから

 

創業以来一貫していたDSP専業ベンダー、アドテクノロジーカンパニーから、マーケティングテクノロジー、マーケティングソリューションカンパニーへ飛躍する年でもあります。

 

全社横断プロジェクトが一気に走り出し、

中には新卒がそのオーナーを務めるプロジェクトもあります。

 

これまでは、ただただひたすらやるべきことをロジカルに最速でやり続けて1本の道を最短距離で突き抜けてきた3年間だったのが、2014年以降は1本道からついに分岐点に入り、それら全ての分かれ道に適材適所でスタートラインに人が立ち、あらゆる箇所に設置されたゴールフラグを奪取しにいこうと、まさにクラウチングスタートの構えをしているところです。

 

これから入って来る新卒に対しても、すでに開かれた道を後ろから追いかけるというよりは、その先頭を走ってもらいたいと思っていますし、まだ未開拓の道をどんどん切り開いていって欲しいと期待しています。

 

そして、それだけの力があると確信しています。

僕たちが新卒採用で負けたくない理由。

2月も終わりに近づき、15卒採用もいよいよ終盤となってきました。

 

昨年の4月に構想を立てて、5月にサイトを立ち上げ、7月頭に最初のジョブをしてから、もうすぐ1年になります。年間に10名そこそこの採用人数なんですが、採用費用も大量に投下して休日出社も惜しまず人的工数も多大なコストを払っているのは、採用活動にはスーパー全力だからです。

まだ100名前後の会社なので、社員1人1人の貢献領域も明確で、1人の発言が事業成長を加速させることも全然有り得るし、そんな経験をこれまで繰り返してここまでやって来れたという経験がそれを確信させてくれます。

活躍できるスキルセットはもちろんのこと、何がやりたいのか、どうなりたいのか(それは本人が気づいてない場合もある)、といったところまで徹底的に掘り下げて、『こうなりたい!』みたいなのと、フリークアウトが目指している方向に違いがなければオファーを出します。

 

徹底的に will / can / must が一致するかを圧倒的負荷のかかる3日間のジョブ及びその後の数回に渡る面談を経てから、僕たちが確信をもったタイミングでオファーを出しています。人によっては、3日間のジョブだけで判断出来る人もいますし、人によっては何度も面談を重ねてオファーを出す人もいます。

 

そこには選考フローや最終面談といった決まった仕組みなんてものは存在せず、最後は"人と人"との間にある信頼関係とかそんな言語化しようもない基準で意思決定していますし、そうあるべきだと思います。非合理的な意志決定は、成果で返さないと言い訳できないですし、ちゃんとこの学生達を育ててイキイキと働く環境を提供してあげないと、という良い危機感をもって受け入れることができるからです。

 

あと1ヶ月で14卒学生が入社します。

一般的にはフリークアウトじゃなくてそっちに行った方がいいよね、といった大手企業、メガベンチャーから内定を貰っていたにも関わらず、敢えてフリークアウトみたいなベンチャー企業に飛び込んで来るという覚悟を裏切らないために、彼らをどう成長させるか、ということについて日々徹底的に議論しています。

 

死ぬほどこだわって採用するので、年間10人前後しか採用できないのは引き続き課題ではありますが、それでもこの方針は間違っていないと思っていますし、ミスマッチのない採用活動という点においては他のどの企業の新卒採用にも負けない自信があって、そこだけはどこにも負けたくない領域でもあります。

 

絶対に負けません。