Communicator

創造的なCommunicationを。

会社がすきかどうか。

過去にFBに投稿した内容。備忘録として。

 

「経営者の最大のミッションは会社を成長させ続けること。」というgumiの国光さんの投稿を見て、人事部の最大のミッションってなんだろうと考えてみた。

 

 

人事部のミッションとしては、一体感のある前向きな組織風土を創り、例え成長が鈍化しても再度ジャンプアップさせる火事場の馬鹿力が発揮できる強い組織を創ること。

市場、会社が成長している時は、放っておいてもおもしろい仕事で溢れポジションも次々と生まれてくる。リスクを考えるよりもアクションする方が売上げが継続的に伸びるからだ。そして人は任される仕事、役割で自然と成長していく。
市場、会社の成長が鈍化すると、アクションによっては、取り返せないような失敗にもなりかねない。1つ1つの判断に大きなリスクが伴うので、保守的になる。おもしろい仕事、ポジションが減り、現場に疲弊感が生まれる。成長意欲が高く、合理的な人間はここで会社を去っていく。

会社が成長し続けられれば問題ないが、大体は我慢の時期や成長が鈍化する局面に出くわす。会社をさらに成長軌道にのせるために大切なのは、この我慢の時期に前向きな組織でいられること。合理的な人間が去らないような組織であること。

その肝になるのが、シンプルだが、''会社がすきかどうか''だと思う。''すき''という気持ちに合理的な判断はない。時に判断を狂わすが、後悔はない。''すき''という気持ちは同じベクトルを向いていることがお互いに確認できれば、苦しい状況にたたされようが前向きになれる。

だからこそ、ロイヤリティが必要なのであって、また会社が大きくなっていくに従って、どこを向いているのか見えにくくなり、ベクトルの確認ができなくなりがちだからこそ、ビジョンの浸透が大切なんだと思う。

昔、リクルートで人材営業をしていた頃は、ロイヤリティの向上、ビジョン浸透などという言葉を上っ面の理解だけで使っていたが、要はこういう事なんだろうなーと思った。